日本
sasaworks1990@gmail.com

素描125

so sasatani,objective-Saw since 1990.02.02

『素描125』

あの塔の先、汽笛はよもや聞こえない。育む土壌が消えて、疲労に奪われた鷹の翼と水面の緑の糸があった。ひび割れた鶴嘴でまだ掘る人間。部屋中に張り巡らされた時計が12時を指す頃、雪が舞った。